インストール
インストールに必要な全手順と接続例を提供します。
ブラケットと製品の固定
-
付属のドリル用テンプレートを使用して、製品を設置する位置を決めます。 製品を取り付ける位置にブラケットを固定ネジでしっかり固定してください。
情報-
製品をコンクリート壁に設置する場合は、ドリルで穴を開けてPVCアンカーを挿入し、固定ネジで固定してください。
-
RF信号干渉を回避するため、最小離隔距離を確認して設置してください。

壁の厚さ 距離 100 mm 250 mm 120 mm 250 mm 150 mm 180 mm 
-
-
固定したブラケット上に製品を取り付けます。

-
製品固定ネジを締めて、製品とブラケットを組み付けてください。
情報ブラケットと製品を組み立てる際は、セキュリティを向上させるため、製品固定用ネジの代わりに同梱のブラケット固定用ネジ(星形)を使用できます。
電源接続

-
電源アダプターはIEC/EN 62368-1の認証を受け、端末の消費電力を上回る容量のものを使用してください。 電源アダプターに他の機器も接続する場合は、端末の消費電力と他機器の消費電力を合算した電流容量以上のアダプターを使用する必要があります。
- 最大消費電流の規格は製品仕様の電源を参照してください。
-
電源アダプターを使用する場合、電源ケーブルの長さを任意に延長しないでください。
-
Secure I/O 2、電気錠(電気式ロック)、製品は必ず個別の電源を使用してください。 電源を共用すると装置が誤動作する可能性があります。
-
RS-485 ケーブルには AWG24 のツイストペアケーブルを使用し、最大長は 1.2 km としてください。
-
RS-485 ケーブルには特性インピーダンス 120 Ω のケーブルを使用することを推奨します。
-
RS-485 をデイジーチェーン接続する場合は、デイジーチェーンの両端に終端抵抗(120 Ω)を取り付けてください。 中間ラインに接続すると信号レベルが低下して通信性能が落ちるため、必ずデイジーチェーンの両端に接続してください。
-
XPassまたはXPass 2をマスター装置として接続した場合、カード認証のみ使用できます。
RS-485 接続の初期化
-
電源を入れます。
-
初期化ボタンを1秒以上押します。 LEDが緑色で点灯します。
-
ビープ音が鳴ると、RS-485接続の初期化が完了します。
すでにマスター装置に接続されている装置を別のマスター装置に接続するには、その装置のRS-485接続を初期化する必要があります。
RS-485転送速度のリセット
希望する通信速度を選択して設定できます。
-
電源を入れます。
-
初期化ボタンを2秒以上押します。 設定モードに入ると、LEDが緑色で点滅します。
-
装置のLEDが緑色で点滅している間に、初期化ボタンを希望の回数押します。 押した回数に応じて転送速度が設定され、LEDの色で設定された速度を確認できます。
押す回数 転送速度 LEDの色 1 9600 水色 2 19200 青 3 38400 紫 4 57600 白 5 115200 赤 -
設定した転送速度のLEDの色が5秒間点滅します。 ビープ音が鳴ると、転送速度の設定が完了します。
設定モードに入った後に初期化ボタンを押さないと、転送速度は自動的に115200に設定されます。
工場初期化
デバイスに保存されているすべての情報とルート証明書を削除し、設定を初期化します。
-
電源を入れます。
-
初期化ボタンをすばやく3回押してください。
-
デバイスの LED が 緑 で点滅したら、初期化ボタンをもう一度押してください。
デバイスにルート証明書が保存されていない場合、工場初期化を実行できません。