認証
サポートする認証方式と認証手順について説明します。
認証モード
デバイスの認証モードを設定できます。 Face, PIN, Card / QR Code, IDを組み合わせて認証モードとして使用でき、各認証モードごとにスケジュールを設定することもできます。
認証モードの登録
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATION → Auth Mode を押します。
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を選択します。
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を押すと、追加できるクレデンシャルが画面に表示されます。 必要なクレデンシャルを追加します。 クレデンシャルが追加された状態で
を押すと、追加したクレデンシャルを削除できます。

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目的の認証モードを設定した後、Schedule を設定します。
区分 説明 顔 -
:顔のみを使用するモードです。
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:顔で認証した後にPINを入力するモードです。カード / QRコード -
:カード / QRコードのみを使用するモードです。
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:カード / QRコードで認証した後に顔で認証するモードです。
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:カード / QRコードで認証した後にPINを入力するモードです。
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/
:カード / QRコードで認証した後に顔認証またはPIN入力を行うモードです。
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:カード / QRコードで認証した後に顔認証とPIN入力の両方を使用するモードです。ID -
+
:IDを入力した後に顔で認証するモードです。
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:IDを入力した後にPINを入力するモードです。
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/
:IDを入力した後に顔認証またはPIN入力を行うモードです。
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+
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:IDを入力した後に顔認証とPIN入力の両方を使用するモードです。情報-
Schedule は BioStar X で設定できます。 設定したスケジュールがない場合は、Always だけを選択できます。
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Schedule の設定について詳しくは、BioStar X 管理者マニュアル を参照してください。
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QR Code認証を使用するには、AUTHENTICATION → OperationでQR Authenticationが有効になっている必要があり、別途デバイスライセンスが必要です。 詳細はライセンスを参照してください。
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設定を保存するにはOKを押します。
認証モードの編集
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATION → Auth Mode を押します。
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編集する認証モードを選択します。
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認証モードの登録 を参照して認証モードを修正した後、OK を押します。
認証モードの削除
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATION → Auth Mode を押します。
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をクリックして削除する項目を選択します。 複数選択することもできます。
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選択した項目を削除するには OK を押します。
認証オプション
サーバーマッチング
サーバーマッチングを設定できます。
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATIONを押した後、OperationでServer Matching (Card, ID)を有効にします。

- Server Matching (Card, ID):サーバーマッチングを設定すると、デバイスでユーザー認証を行わず、BioStar Xでユーザー認証を実行します。 サーバーマッチングは、デバイスにユーザー情報が多すぎる場合や、ユーザークレデンシャル情報が保存されているデバイスを外部にさらしたくない場合に有用です。
情報-
Server Matching ではカードと ID のみ使用できます。
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Server Matching を使用する場合は、デバイスと BioStar X の両方でサーバーマッチングを有効にする必要があります。 BioStar X のサーバーマッチング設定の詳細については、BioStar X 管理者マニュアル を参照してください。
QR認証
QRコード認証を設定できます。
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATIONを選択し、OperationでQR Authenticationを有効にします。

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QR Authentication:デバイスのカメラによるQRコード認証の使用可否を設定できます。
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Use QR as Card:付与したCSNカードまたはWiegandカードと同じデータを持つQRコードで認証できるように設定します。 QR Authenticationが有効な場合にのみ設定できます。
情報QR Authenticationを使用するには、別途デバイスライセンスが必要です。 詳細はライセンスを参照してください。
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PIN
パスワード入力時にスクランブルキーパッドを使用するかどうかを設定できます。
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATIONを選択し、PINでScramble Keypadの使用有無を設定します。

- Scramble Keypad:パスワード入力時に数字キーの位置をランダム化して、パスワード流出を防止できます。
認証結果表示オプション
認証結果表示オプションを設定できます。
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATIONを選択し、Auth Result Display Optionで必要な項目を変更します。

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User ID Display:デバイスの認証結果画面でユーザー ID の表示方法を選択できます。
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Display All:ユーザー ID をすべて表示します。
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Mask All but First Letter:ユーザー ID の先頭文字のみ表示します。
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Hide All:ユーザー ID を表示しません。
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User Name Display:デバイスの認証結果画面でユーザー名の表示方法を選択できます。
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Display All:ユーザー名をすべて表示します。
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Mask All but First Letter:ユーザー名の先頭文字のみ表示します。
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Hide All:ユーザー名を表示しません。
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顔
顔認証に関する設定を変更できます。
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATION → Face を選択します。
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必要な項目を変更してください。

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Motion Sensor:デバイス周辺の動きを検知する感度を設定します。 Motion Sensor を Off に設定した場合、顔認証を行うには画面をタッチしてから認証を進めてください。
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Enroll Timeout:設定した時間内に顔を登録できないと、顔登録がキャンセルされます。
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Auth Timeout:設定した時間内に認証を完了できないと、認証失敗となります。
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Duplicate Check:顔登録時に重複顔をチェックできます。
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Face Detect Setting:顔認証時にデバイスが顔を検出する領域の位置とサイズを設定できます。
情報最適な性能を得るために、Face Detect Setting のサブオプションはデフォルト値のまま使用することを推奨します。 各オプションのデフォルト値は次のとおりです。
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最大顔回転角度:15
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顔認識距離:最小30 cm、最大100 cm
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顔認識領域拡張:無効
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ToM Enrollment:ToM Enrollment を有効にすると、BioStar X で発行された Template on Mobile を登録できます。 Template on Mobile は、ユーザーのバイオメトリックテンプレートをモバイル端末に保存するモバイルアクセスカードであり、BioStar X サーバー、Airfob Portal、デバイスにユーザーデータを保存せずにバイオメトリック認証を行えます。
情報Template on Mobile の詳細については、BioStar X 管理者マニュアル を参照してください。
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Store Visual Face Image:ビジュアルフェイスに実際の画像とテンプレートの両方を保存するか、画像を保存せずテンプレートのみを保存するかを設定できます。 無効にすると、保存されているビジュアルフェイスの画像はすべて削除され、今後登録されるビジュアルフェイスも画像を除いたテンプレートのみ保存されます。
情報この設定を無効にした後は、BioStar 2 v2.9.7 以上に接続して使用してください。
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Security Level:1:N 認証のセキュリティレベルを設定できます。
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Operation Mode:顔認証時のデバイス動作モードを設定できます。
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Fusion Matching:ビジュアルと赤外線の両方でマッチングを行い、顔認証の精度を向上させます。
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Fast Matching:ユーザーはデバイスの認証範囲内を歩きながらでも顔認証を行うなど、高速に認証を実施できます。
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Fake Detection:写真などの偽造顔を用いたユーザー認証を防止できます。 Operation ModeをFusion Matchingに設定すると有効になります。
情報-
偽造顔検出性能を向上させ、iBeta Level 1 ISO 30107-3 Presentation Attack Detection テストに合格しました。
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日差しが強い環境では、Fake Detection機能をNormalに設定することを推奨します。
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Advanced Settings:マスク検出など顔認証に関する高度な設定を変更できます。
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Mask Detection:マスク検出の使用有無を設定できます。
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Detection Mode:マスク着用の確認方法を設定できます。 Mask DetectionをEnabledに設定すると有効になります。
情報-
Require Mask (Hard):マスク未着用のユーザーは認証が拒否され、マスク未着用イベントがログに記録されます。
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Require Mask (Soft):マスク未着用のユーザーも認証できますが、マスク未着用イベントがログに記録されます。
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Require No Mask:マスク未着用のユーザーのみ認証でき、このモードを使用する場合、マスク確認モードはCheck Before Authenticationに固定されます。
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Mask Detection Level:マスク着用を検知する感度を設定できます。 Mask DetectionをEnabledに設定すると有効になります。
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Check Mode:デバイスの用途に応じて確認モードを設定できます。
情報-
Check After Authentication:認証を実行した後にユーザーのマスク着用を確認します。
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Check Before Authentication:ユーザーのマスク着用を確認した後に認証を実行します。
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Check Only:デバイスをマスク着用確認専用として使用できます。 このモードを使用すると、認証に関係なくマスクを着用したユーザーはすべて入退室できます。
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勤怠
勤怠モードの登録方法を設定できます。
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を選択し、管理者権限の認証手段で認証します。
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AUTHENTICATION → T&A を選択します。
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必要な項目を設定してください。

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T&A Mode:勤怠モードの使用方法を設定できます。
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T&A Code:勤怠イベントを登録できます。 勤怠イベントを登録するには、T&A Code →
を選択し、画面に表示するアイコン、T&A Event Name、Scheduleを設定します。
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T&A Required:ユーザーが認証する際に必ず勤怠イベントを選択するよう設定できます。 T&A Mode を By User に設定したときに使用できます。
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Fixed T&A Key:管理者が選択した勤怠イベントのみ使用するよう設定できます。 T&A Mode を Fixed に設定したときに使用できます。
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Job Code:作業コードの使用有無を選択できます。
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