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インストール

インストールに必要な全手順と接続例を提供します。

ブラケットと製品の固定

  1. 製品を取り付ける位置にブラケットを固定ネジでしっかり固定してください。

    情報
    • 製品をコンクリート壁に設置する場合は、ドリルで穴を開けてPVCアンカーを挿入し、固定ネジで固定してください。

    • RF信号干渉を回避するため、最小離隔距離を確認して設置してください。

    壁の厚さ距離
    100 mm270 mm
    120 mm250 mm
    150 mm170 mm

    • モバイルアクセスカードを使用する場合、BLE信号の干渉を回避するため、デバイス間に1 m以上の距離を空けて設置してください。
  2. ケーブルカバーに取り付けられている4本のネジを締めて、しっかり固定します。

    情報

    IP65等級を満たすため、製品とケーブルを接続した後、必ずケーブルカバーを使用してください。

  3. 固定したブラケット上に製品を取り付けます。

  4. 製品固定ネジを締めて、製品とブラケットを組み付けてください。

    情報

    ブラケットと製品を組み立てる際は、セキュリティを向上させるため、製品固定用ネジの代わりに同梱のブラケット固定用ネジ(星形)を使用できます。

電源接続

注意
  • 電源装置(またはアダプター)とPoE電源装置を同時に接続しないでください。
  • 電源アダプターはIEC/EN 62368-1の認証を受け、端末の消費電力を上回る容量のものを使用してください。 電源アダプターに他の機器も接続する場合は、端末の消費電力と他機器の消費電力を合算した電流容量以上のアダプターを使用する必要があります。

    • 最大消費電流の規格は製品仕様の電源を参照してください。
  • Secure I/O 2、電気錠(電気式ロック)、製品は必ず個別の電源を使用してください。 電源を共用すると装置が誤動作する可能性があります。
  • 電源アダプターを使用する場合、電源ケーブルの長さを任意に延長しないでください。

リーダー・ロックの電源接続

リーダーの電源接続

ロック(ドアロック)の電源接続

電源別リーダー/ロック電力仕様

電源リーダー最大電流ロック最大電流
DC 12V500 mA1.2 A
DC 24V250 mA600 mA
PoE(12V 出力)500 mA非対応

ケーブル規格別の最大延長距離

電源接続に使用するケーブルの規格と設置環境によって、接続できる距離が異なる場合があります。 正しく接続しないと装置が誤動作する恐れがあるため、注意してください。 本製品はDC 12V、DC 24V、PoE電源すべてに対応しているため、各ケーブル規格の最大延長長を確認し、正しく電源を接続します。

ケーブル規格DC 12VDC 24VPoE (12V出力)
リーダー (500 mA)ロック (1.2 A)リーダー (250 mA)ロック (600 mA)リーダー (500 mA)
14 AWG190 m95 m770 m385 m190 m
16 AWG120 m60 m480 m240 m120 m
18 AWG75 m35 m300 m150 m75 m
情報

ケーブルメーカーや製品ごとの抵抗値の違いにより、実際の最大延長長は変わる場合があります。

ネットワーク接続

TCP/IP

LAN接続(ハブとの接続)

標準タイプのCAT-5eケーブルを使用してハブに接続できます。

LAN接続(PCと直接接続)

  • 本製品はオートMDI/MDIX機能を備えているため、クロスケーブルまたは標準ストレートタイプのCAT-5eケーブルでPCに直接接続できます。

    注意

    一部の非標準ハブ/スイッチでは、オートMDI/MDIX機能がサポートされない場合があります。

  • XPQ2-APB はイーサネットケーブルを介した電源供給に対応するPoEをサポートします。

入力接続

リレー接続

Fail Safe Lock

フェイルセーフロックを使用するには、下図のように N/C リレーを接続してください。 Fail Safe Lock は通常、リレー回路に電流が流れており、リレーが動作して電流を一時的に遮断すると出入口が開きます。 停電や外部要因で装置の電源が切れた場合、出入口が開きます。

注意
  • 扉のロック装置が動作する際に発生する逆電流からリレーを保護するため、図のように扉ロック装置の配線の両側にダイオードを取り付けてください。

  • 製品と扉ロック装置には別々の電源を使用してください。

  • Suprema のインテリジェントデバイスには、利便性向上のためにコントローラーを介さずスタンドアロンで接続し、扉を直接開閉できるリレーが内蔵されています。 しかし、より高いセキュリティが求められる入退室管理アプリケーションでは、扉のロック解除を引き起こす可能性のある改ざん攻撃を防ぐため、デバイス内蔵のリレーを使用しないことを推奨します。 このようなアプリケーションでは、ロック制御用に扉内部の安全な位置に設置した Suprema Secure I/O 2、DM-20、CoreStation などの別体リレー装置の使用を推奨します。

情報

ダイオードの取り付け方向に注意してください。 ダイオードは扉ロック装置の近くに取り付けてください。

Fail Secure Lock

フェイルセキュアロックを使用するには、下図のように N/O リレーを接続してください。 Fail Secure Lock は通常、リレー回路に電流が流れず、リレーが動作して電流が流れると出入口が開きます。 停電や外部要因で装置の電源が切れた場合、出入口が施錠されます。

注意
  • 扉のロック装置が動作する際に発生する逆電流からリレーを保護するため、図のように扉ロック装置の配線の両側にダイオードを取り付けてください。

  • 製品と扉ロック装置には別々の電源を使用してください。

  • Suprema のインテリジェントデバイスには、利便性向上のためにコントローラーを介さずスタンドアロンで接続し、扉を直接開閉できるリレーが内蔵されています。 しかし、より高いセキュリティが求められる入退室管理アプリケーションでは、扉のロック解除を引き起こす可能性のある改ざん攻撃を防ぐため、デバイス内蔵のリレーを使用しないことを推奨します。 このようなアプリケーションでは、ロック制御用に扉内部の安全な位置に設置した Suprema Secure I/O 2、DM-20、CoreStation などの別体リレー装置の使用を推奨します。

情報

ダイオードの取り付け方向に注意してください。 ダイオードは扉ロック装置の近くに取り付けてください。

自動ドア接続

スタンドアロン接続

別途I/Oデバイスを接続せずに、製品を直接ドアロック、退出ボタン、ドアセンサーなどに接続します。

注意

Suprema のインテリジェントデバイスには、利便性向上のためにコントローラーを介さずスタンドアロンで接続し、扉を直接開閉できるリレーが内蔵されています。 しかし、より高いセキュリティが求められる入退室管理アプリケーションでは、扉のロック解除を引き起こす可能性のある改ざん攻撃を防ぐため、デバイス内蔵のリレーを使用しないことを推奨します。 このようなアプリケーションでは、ロック制御用に扉内部の安全な位置に設置した Suprema Secure I/O 2、DM-20、CoreStation などの別体リレー装置の使用を推奨します。

情報
  • RS-485 ケーブルでスレーブ装置を接続し、本製品をマルチドアコントローラーとして使用できます。 スレーブ装置はダミーリーダーとして使用され、認証はマスター装置で行います。
  • 本製品をマスター装置として使用する場合、スレーブ装置ではカード認証またはQR/バーコード認証のみ使用できます。
  • 1台のマスター装置につき、スレーブ装置は最大31台まで接続できます。
  • 詳細は Suprema テクニカルサポート (CS@suprema.co.kr) までお問い合わせください。

Secure I/O 2 の接続

製品に I/O デバイスである Secure I/O 2 を RS-485 で接続できます。 製品と Secure I/O 2 の接続が切れたり、外部要因により製品の電源が遮断された場合でも、セキュリティを維持できます。

  • RS-485 ケーブルには AWG24 のツイストペアケーブルを使用し、最大長は 1.2 km としてください。

  • RS-485 ケーブルには特性インピーダンス 120 Ω のケーブルを使用することを推奨します。

  • RS-485 をデイジーチェーン接続する場合は、デイジーチェーンの両端に終端抵抗(120 Ω)を取り付けてください。 中間ラインに接続すると信号レベルが低下して通信性能が落ちるため、必ずデイジーチェーンの両端に接続してください。

情報
  • RS-485 ケーブルでスレーブ装置を接続し、本製品をマルチドアコントローラーとして使用できます。 スレーブ装置はダミーリーダーとして使用され、認証はマスター装置で行います。
  • 本製品をマスター装置として使用する場合、スレーブ装置ではカード認証またはQR/バーコード認証のみ使用できます。
  • 1台のマスター装置につき、スレーブ装置は最大31台まで接続できます。
  • 詳細は Suprema テクニカルサポート (CS@suprema.co.kr) までお問い合わせください。

Wiegand接続

Wiegand入力または出力装置として使用

ネットワーク設定の初期化

装置のネットワーク設定を初期化します。

  1. 電源を入れます。

  2. 装置が自動的に再起動するまで初期化ボタンを押します。

  3. 初期化されたネットワーク情報を使用して装置を接続します。

    • TCP/IPアドレス:DHCPアドレス割り当て (DHCP割り当てに失敗した場合は169.254.x.xに設定されます)

    • サーバーモード:無効

    • RS-485:既定値、115200 bps

  4. TCP/IPまたはRS-485情報を変更します。

  5. 電源を切って再投入し、ネットワーク情報が正しく設定されていることを確認します。

工場初期化

デバイスに保存されているすべての情報とルート証明書を削除し、設定を初期化します。

  1. 電源を入れます。

  2. 初期化ボタンをすばやく3回押してください。

  3. デバイスの LED が で点滅したら、初期化ボタンをもう一度押してください。

情報

デバイスにルート証明書が保存されていない場合、工場初期化を実行できません。

ファームウェアをアップグレードする

デバイスにUSBメモリを接続してファームウェアをアップグレードできます。

  1. USBメモリにアップグレード用ファームウェアファイルを保存してください。

    情報

    アップグレード時はUSBメモリにファームウェアファイルを1つだけ保存することを推奨します。

  2. デバイスにUSBメモリを接続してください。

    情報

    USBメモリを読み込んでいる間は、入退室認証機能が一時的に停止します。

  3. 認証要求を示すLED/ブザーが動作したら、管理者権限の認証手段で認証します。

    情報
    • BioStar Xでデバイスに管理者を登録してください。 デバイスに管理者が登録されていない場合、ファームウェアをアップグレードできません。 管理者の登録方法の詳細は BioStar X 管理者ガイド を参照してください。

    • 認証の試行はUSBメモリの挿入につき1回のみ可能です。

    • 認証に失敗すると、失敗を知らせるLED/ブザーが動作した後、USB読み取り状態が終了します。 USBメモリを取り外してから、もう一度装置に接続します。

  4. 管理者認証に成功すると、装置はファームウェアアップグレードを実行し、アップグレード中であることをLEDで示します。

    情報

    ファームウェアファイルがない、または破損している場合、アップグレードは実行されず、失敗状態をLED/ブザーで示します。

  5. ファームウェアアップグレードが完了すると、装置は自動的に再起動します。

注意

ファームウェアのアップグレード中に電源が切れないよう注意してください。 故障の原因になります。

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