システム最小要件
BioStar X は、大規模エンタープライズ環境向けに、安定して拡張可能な統合セキュリティ管理ソリューションを提供します。 システムはメインサーバーとコミュニケーションサーバーで構成される分散アーキテクチャにより、最大 1,000 台以上のデバイスを効率的に管理できます。
メインサーバーはシステムの中核管理機能を担当し、コミュニケーションサーバーはデバイス通信を専任することで負荷を分散し、パフォーマンスを最適化します。 管理者はクライアント PC のウェブブラウザーからシステムにアクセスし、すべての管理業務を実行できます。 以下のシステム要件を確認し、組織規模に合わせて最適な環境を構築してください。
ライセンス構成および最適化の詳細については、Suprema テクニカルサポートチーム までお問い合わせください。
メインサーバー
メインサーバーは BioStar X の中央管理システムがインストールされるサーバーです。 ユーザーがウェブブラウザーで接続してシステムを管理し、ユーザー情報や入退室権限設定などのすべての業務を処理します。 さらに、システム全体の状態を監視し、イベントログやアラームの管理を担当します。
| 項目 | 小規模組織 | 中規模組織 | 大規模組織 | |
|---|---|---|---|---|
| 使用環境 | デバイス数 | 1～50 台 | 51～100 台 | 101～1,000 台 |
| システム環境 | オペレーティング システム | Windows 10、Windows 11、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022 | ||
| データベース | MariaDB 11.4.4、MS SQL Server 2012 SP3、MS SQL Server 2014 SP2、MS SQL Server 2016 SP1、MS SQL Server 2017、MS SQL Server 2019、MS SQL Server 2022 | |||
| CPU | 2.3 GHz 6 Core | 2.3 GHz 8 Core | 最小 2.3 GHz 推奨 4.0 GHz 16 Core | |
| RAM | 16GB | 32GB | 最小 64GB 推奨 128GB | |
| SSD | 512GB | 512GB | 1TB | |
| HDD | ｲﾒｰｼﾞﾛｸﾞ 機能を使用する場合、1,000万件のイメージログにつき 200GB が必要です | |||
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BioStar X は 64 ビットのオペレーティングシステムにのみインストールできます。
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MS SQL Server のセキュア通信は TLS 1.2 をサポートします。
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MS SQL Server と BioStar X を異なる PC にインストールする場合、BioStar X がインストールされている PC に Microsoft OLE DB Driver for SQL Server をインストールする必要があります。
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大規模組織では MS SQL Server データベースの導入を推奨します。
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データベースに MS SQL Server を使用し、BioStar X T&A を利用する場合は Microsoft ODBC Driver 17 for SQL Server が必要となるため、環境に適したドライバーをインストールしてください。
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Mac オペレーティングシステムで提供される Boot Camp の Windows 仮想環境はサポートしていません。
SQL Server ライセンス要件
データベースに SQL Server を使用する場合、BioStar X を安定して運用するには、接続されるデバイス数に応じた適切な SQL Server ライセンスが必要です。 各環境の推奨ライセンス構成を参考に、組織の規模とニーズに合ったライセンスを選択してください。
SQL Server のライセンスの詳細については Microsoft SQL Server ライセンス を参照してください。
一般的な使用
| 組織 | デバイス数 | コア数 |
|---|---|---|
| 小規模組織 | 1～50 台 | 4 - 6 |
| 中規模組織 | 50 - 300 台 | 8 - 12 |
| 大規模組織 | 300 - 1,000 台 | 16 - 24 |
BioStar X API の使用
| 組織 | デバイス数 | コア数 |
|---|---|---|
| 小規模組織 | 1～50 台 | 4 - 6 |
| 中規模組織 | 50 - 300 台 | 8 - 12 |
| 大規模組織 | 300 - 1,000 台 | 16 - 24 |
コミュニケーションサーバー
コミュニケーションサーバーは、入退室管理デバイスとの通信を専任で行うサーバーです。 メインサーバーとは別に設置し、多数のデバイスを安定して管理できるよう支援します。 1 台のコミュニケーションサーバーで最大 1,000 台のデバイスを接続でき、必要に応じて複数台を追加することもできます。
| 項目 | 仕様 | |
|---|---|---|
| システム環境 | オペレーティング システム | Windows 10、Windows 11、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022 |
| CPU | 最小 2.3 GHz、推奨 4.0 GHz 16 Core | |
| RAM | 最小 64GB、推奨 128GB | |
| SSD | 1TB | |
クライアント
クライアントは、管理者が Web ブラウザーを介して BioStar X にアクセスし、システムを運用する PC です。
| 項目 | 小規模組織 | 中規模組織 | 大規模組織 | |
|---|---|---|---|---|
| システム環境 | CPU | 2.5 GHz | 2.5 GHz | 最小 2.5 GHz |
| RAM | 16GB | 32GB | 最小 32GB | |
| GPU | VMS を使用する場合、最低でも NVIDIA GeForce RTX 4060 | |||
| ウェブブラウザー | Google Chrome バージョン 100 以上 | |||
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BioStar X は Google Chrome に最適化されています。
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BioStar X のウェブインターフェースはモバイルブラウザーをサポートしていません。